ひろみち日記詳細
歴史をこえた優しいまなざし
21日、県議会厚生委員会正副委員長ハンセン病療養所訪問行事があり,静岡県御殿場市の財団法人神山復生病院と国立駿河療養所に訪問しました。
各共同墓地にて献花させていただき、各静岡県人会員を訪問、見舞い品を贈呈しました。その後、懇談させていただきました。
皇室でも、地方訪問の折りに、ハンセン病療養所を訪れており、天皇皇后両陛下も昨年5月には両療養所を、初めて訪れ、全国にある15箇所あるハンセン病療養所をすべて訪問されました。
ハンセン病は、微弱な感染症のひとつで乳幼児期における濃厚な接触なしには感染しません。また感染しても、発症することは極めてまれで、劣悪な衛生環境や栄養不足なとが影響していると言われています。
戦後になり治療薬ができ現在療養所に入所している人達は後遺症はありますが治癒しています。
戦前の法律て患者の隔離が定められ、またその法律の強化があり、すべての患者隔離が行われ社会の強い偏見があった悲しい時代がありました。
入所の静岡県人会の皆様と懇談させていただいたとき、余りにも悲しい日本の歴史、戻ってこない失った時間、言葉が見つからない家族との別れなど心にずっしり突き刺さりました。
入所されている皆様を今まで以上支えていくことをお誓い申し上げ、ご健康で穏やかなこれからの日々を過ごされますようお祈り申し上げます。
復生病院で、面倒みていただいているシスター様の歴史をこえた優しいまなざしが印象的でした。
update : 2011-11-21 20:11:25
by : 中野ひろみち後援会事務所