ひろみち日記詳細
6月議会一般質問概要報告G 教科書採択について
教科書採択について
<質問要旨>
市町立の小中学校で使用される教科書については、市町の教育委員会により採択が行われることになるが、教科書に対する県民の信頼を確保するためには、採択の権限をもつ市町教育委員会などが、自らの責任において、公正に採択を行う必要がある。
県教育委員会として、採択の権限を持つ市町教育委員会などに、採択の適正を図るため、適切な指導を行うことが極めて重要なことであり、県教育委員会は、どのように教科書採択に係っているのか、その役割について伺う。また、清水南高等学校中等部及び浜松西高等学校中等部の教科書採択の権限を持つ県として、どのような基準で採択をしているのか、教育長の所見を併せて伺う。
<答弁(教育長)>
教育委員会は、教科書無償措置法に基づき、教科用図書選定審議会を開き、選定審議会の意見を聞いた上で、採択の権限を持っている市町教育委員会に、指導、助言又は援助を行っている。
具体的には、選定審議会は、校長・教員、教育行政職員、学識経験者、保護者を委員とし、採択の基本方針を定めた上で、各教科書の特長を調査研究し答申を行う。
県教育委員会では、この答申を報告書にまとめ、選定のための資料として市町教育委員会及び県立中学校に配布している。
また、全小中学校に教科書見本の回覧を行い、さらに、県内22か所で教科書展示会を実施し、県民の皆様からの御意見を、市町教育委員会に提供している。
県立中学校では、校内に選択委員会を設け、中高一貫校という特性を考慮した上で、使用を希望する教科書を選択し、県教育委員会へ内申を行い、県教育委員会において、この内申に基づき選択教科書を決定している。
今後も、教科書採択に、適正かつ公正な採択の確保が徹底されるよう、市町教育委員会等を指導していく。
update : 2011-07-10 15:30:12
by : 中野ひろみち後援会事務所