ひろみち日記詳細
6月議会一般質問概要報告F 新学習指導要領における学校現場の状況について
新学習指導要領における学校現場の状況について
<質問要旨>
これからの時代を担う子ども達に「生きる力」をより一層はぐくむことを目指して、学習指導要領が改訂され、今年度から3年間で、小学校、中学校、高校と順次全面実施される。
小学校で学習指導要領が全面実施されて3か月が過ぎた。県教育委員会として現在の小学校の状況をどのように把握しているか。また、課題があるのなら、その解消に向けてどのような取組をするか。35人学級編制になった小学校1年生の状況を含め、教育長の所見を伺う。
<答弁(教育長)>
今年の4月から新学習指導要領が全面実施されました小学校の状況については、これまで以上に子どもたちの主体的な学習活動、特に、言語活動を重視した授業に取り組む学校が多くなり、子どもたちが互いに関わり合いながら、高め合う姿が見られるようになっている。
また、1年生に導入されました35人学級編制については、学級規模が小さくなり、一人ひとりに目が行き届き、個に応じた指導が可能になったなどの報告があり、新しい制度が順調にスタートできたものと考えている。
今後も成果と課題の検証に努めていく。
一方、新たに外国語活動が導入されたことや、議員御指摘のとおり、各教科の指導で論理的思考力やコミュニケーション能力などの向上が重視されるなど、指導する内容が増え、これまで以上に授業研究を必要とする中、週当たり1時間または2時間の授業時数が増えたことにより、授業研究や授業準備、事務処理等の時間の確保が難しくなり、教員の負担が増えているとの声も多くある。
県教育委員会としては、教職員定数の改善を国に働き掛け、加配を活用して、実験・観察など専門的な知識・技能を必要とする理科等への専科教員の配置を検討するとともに、業務の精選など職場環境の改善を一層進めることで、多忙化の解消に努めていく。
update : 2011-07-10 15:22:06
by : 中野ひろみち後援会事務所