ひろみち日記詳細
6月議会一般質問概要報告B焼津港津波対策について
質問 焼津漁港の津波対策について
(1)水門の設置
<質問要旨>
今回の大震災により、漁港内の漁船や施設が甚大な被害を受けるだけではなく、それらが凶器となって、背後の市街地の被害を拡大することが改めて認識された。これらを防ぐ方法としては、港口に水門を建設し、港の入り口で津波の進入を防ぐことが、最も有効な手段だと考える。焼津漁港の安全・安心を確保するためには、水門の早期の実現が必要だと考えるが、津波対策における水門設置について、改めて県の所見を伺う。
<交通基盤部長答弁>
本年4月に策定した「焼津漁港マスタープラン」における津波対策では、焼津漁港の被災が、我が国の水産物供給に重大な影響を及ぼすことに配慮し、議員御指摘のとおり、焼津(やいづ)港口(こうぐち)と小川(こがわ)港口(こうぐち)における水門計画を盛り込んだところです。
その水門は大型船舶が通行可能な、超大型で新型式の施設となるため、現時点では、動作の確実性や技術的完成度などが不確定であり、整備に当たりましては、新技術の確立が不可欠となる。今後の技術開発や国の動向に注意しながら、実現可能性を十分見極めつつ、慎重に検討を進めていく。
(2)津波避難対策
<質問要旨>
焼津漁港では津波が発生した場合の漁港内の労働者や利用者の避難対策として、緊急津波避難施設の整備などを行っており、現在の第3次地震被害想定では、安全が確保されるとのことだが、今回の東北地方を襲った大津波を見ると、多くの利用者が不安を感じている。津波の避難対策について、県の現在の取組状況と今後の見通しについて、伺う。
<交通基盤部長答弁>
短期的には、漁港内の労働者や利用者が安全な場所に円滑に避難できるよう、防潮堤への階段や避難誘導看板の設置を行うとともに、避難ルートや避難場所の見直しを進めていく。
中長期的には、静岡県津波対策検討会議や中央防災会議による「東海・東南海・南海地震の3連動地震」の検討結果を踏まえまして、避難対策や施設整備を進めることにより、焼津漁港の機能維持に最大限努めていく。
update : 2011-07-09 00:45:16
by : 中野ひろみち後援会事務所