ひろみち日記詳細
大井川用水:大井川土地改良区視察
大井川左岸地域(志太榛原地域)は、江戸時代新田開発が行われ水路網が形成されましたが用水路は造れず入り樋が何カ所も築かなければなりませんでした。しかし洪水が多く入り樋が流されていました。又地質的な特性から水田は通称ざる田と呼ばれ大量の用水が必要とされていました、右岸(小笠地区)は地殻変動により隆起した丘陵地であり江戸時代はため池を山間部に多く築き水不足にそなえているような、。水源に恵まれていない地域でした。両地域の人々の強い要望により(国営大井川農業水利事業)が昭和22年に着手、43年に事業は完了。これに付帯する県営事業により、大井川の水が安定的に地区内志太榛原小笠地区内8市1町の農地に供給されることになり、この地域の豊かな農業生産を支えるようになりました。完了後すでに40年以上経過し主要施設の老朽化や機能低下が目だってきました。平成11年度より大井川用水農業水利事業を新に開始し、地区内の水利施設の再整備と水管理施設の導入をしています。本日はその事業の視察です。中央管理事務所視察、志太榛原農林事務所管内牧之原地区庄内原視察、調整池視察、中遠農林事務所内池村地区視察と四カ所現地視察をしました。土地改良区に対して、しっかりとした後押しが地区内産業業発展の支えになるのではないかと感じた現地視察でした。
update : 2010-02-04 17:33:39
by : 中野ひろみち後援会事務所